最終兵器彼女 (1)
高橋 しん
「何か泣ける漫画ってない?」と友人から聞かれて、
読んだことないのにとりあえず勧めた漫画。
先日、早速大人買いした友人から借りたので、一気に読みました。
これは泣けるわ・・・。
以下ストーリー紹介。
シュウジとちせは、北海道の田舎町に住む高校3年生。
ドジで内気なちせは、前から憧れていた陸上部のシュウジにやっとの思いで告白、付き合うことになる。「ごめんなさい」が口癖のちせ、それをつい邪険に扱っては後悔するシュウジ。二人は交換日記を書くという可愛らしいことからスタートすることになった。
そんなある日、国籍不明の敵に札幌が空襲される。必死に逃げるシュウジの上空で、爆弾の雨を降らす多数の敵戦闘機。そこへ謎の物体が突如現れ、敵を次々と撃墜していった。危機を救った物体の影に、妙な胸騒ぎを覚えたシュウジは信じがたい事実を知ることになる。
戦火の中、シュウジの目の前に降り立った謎の物体。それは、体から羽根と巨大な武器を生やした、ちせであった。
「・・・ごめんね、シュウちゃん・・・。
あたし・・・こんな体になっちゃった・・・。」
抱きしめた彼女の心臓は、音がしなかった。
もうね、後半に行くにつれてどんどん涙が・・・。
簡単に言えば「恋の物語」です。
兵器になってしまった少女と、ごく普通の少年の。
暖かくて、切ない恋の物語。
見所を書きたいのですが、上手く表現できません。
強いて言うなら、「二人の気持ちの動き」でしょうか。
ある日突然、彼女が兵器になってしまった。
混乱、恐れ、愛情。
ある日突然、自分が兵器になってしまった。
困惑、罪悪感、愛情。
そんな複雑な感情のもと、精一杯「恋」をする二人。
デートをしたり、一緒に弁当を食べたり、ごく普通の恋をする二人。
けれど、彼女は兵器で。
だから戦争に呼ばれれば、人を殺す。町を消す。
積もる罪悪感を笑顔で隠し、彼もそれに気づきながらも、必死で「普通の恋」をしようとする。
そんな二人の心の揺れ動きが一番の見所だと思います。
もう一つは「ちせの交換日記」。
前半でも、内容はちらちらと出てくるんですが、終盤に入ってからがもう号泣モノ。
一つ一つ、「今日、一つ街を消しました」のように淡々と、その日の罪を。
そして、口には出来なかった感情を。
そんなちせの日記。
シュウジがその日記を読むシーンは、メチャメチャ泣けます。
最後に「最終兵器彼女」から引用して。
ちせはかわいい。
だが、のろい。
チビだし気が弱い。
おまけにドジっ子で
成績も中の下。
世界史だけが得意。
口癖は「ごめんなさい」
座右の銘は「強くなりたい」
僕たちは、恋していく。
生きていく。
あなたは今、大切な人がいますか?
恋をしていますか?
「最終兵器彼女」。
悲しくて悲しくて悲しくて、暖かい恋の物語。
是非、一度お読みください。
あなたは、恋をしていますか?
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